舞台裏

高校演劇(番外編)

2020年9月1日

みなさま、こんにちは。

今年もあっという間に秋がやってきました。
コチラのブログで地味に続いている年に一度の高校演劇部時代を振り返る企画。
今回は私、営業部の大竹がお届けします!

第1回目は コチラ

第2回目は コチラ

第3回目は コチラ

第4回目は コチラ

 

と、いっても私の活動していた部活はダンス部。
文化部ではなく運動部でした。(なので今回は番外編です)

中高一貫校のダンス部でしたので、部員も多く
全国大会での受賞経歴もある比較的力の入ったクラブ活動。
私も中学1年生で入部してから引退するまで放課後は毎日、
加えて学園祭などの催しや大会前は朝練、昼練と文字通り部活動に明け暮れていたものです。
どこの学校でも、演劇、英語劇、ダンス、ブラスバンドなど活動発表の場は体育館や講堂の舞台だったと思います。
もちろん私の学校も全く同様です。

体育館の舞台を借りての活動発表。
体育館や講堂の舞台で発表をするにあたり欠かせないもの、それは舞台照明の存在です!
ダンス部では稽古場で自分たちで選曲し振付を作り、その作品を踊り込んで舞台に上げる、
という活動をしていました。

自分たちが表現したいと思うものを、音楽の助けを借りながら想像力、技術、チームワーク持つものすべてを駆使して作り上げてゆきます。
部員がそれぞれ一丸となって作品作りに情熱を注ぎ時間をかけて一つの作品を完成させます。
そしてその出来上がった作品にかけられる最後の魔法ともいうべきものが“舞台照明の力”だったように思います。
照明の力、それがあるだけでその場所は本当に海の底や戦火の中、森の中時には古城にもなりました。
学校の設備ですから劇場ほどの十分な設備はありませんが、
それでも意図したものよりも何倍も素晴らしい作品となったことは言うまでもありません。

そういった経験を通じ、舞台照明は観る側の気持ちを牽引できる素晴らしい設備なのだ、
と思いましたし本番時の操作は自分たちの手で行っていましたのでその感激は大きかったです。
学生時代のクラブ活動とその体験があったから私は劇場空間が大好きになったのだと思います。

そして同時期のことになりますが、
ダンスをふんだんに取り入れたミュージカルやレビュー、ひいては小劇場演劇を数多く観るようになり
ますます演劇のとりこにもなったのです。
そのような日々の中出会ったのは他校の全国大会で強豪校に名前を連ねるような演劇部の女の子たちです。
ミュージカルが好き、という共通点が他校の友人とのつながりをつくってくれました。

ある時、一人の友人から「これ、読んだことある?」といって手渡されたものがあります。
オレンジ色の封筒に入った十数ページの薄手の冊子。
舞台写真にマルモライティングニュースと書いてあるその表紙。

現在は廃刊となっていますが(バックナンバーはコチラからご覧いただけます)
当時、演劇部の活動が盛んな学校では知らない人はいないのでは?という位置付けの冊子でした。
主に掲載していたのは、学校演劇に関するあれこれや、演出家の方の言葉、仕込み図や新しい会館の紹介など、
私たちには『プロの手がたくさん入った情報誌』のように思え、それが無料配布というのですから、
丸茂電機という会社はいい会社だなーと女子高生だった私は思っていたのを覚えています。

このような出会いを重ね、その後私は演劇が盛んな大学のミュージカル研究会に所属することになり
演劇やミュージカルにどっぷり浸かった学生生活を送ることになるのですが、それは別のお話としてまたいずれ…

話がだいぶそれてしまいましたが、

高校時代の部活動が縁で知ったこと、経験したこと、出会った方々それらがすべてその先の私とつながり、今に至ります。
振り返って考えればとっても不思議なことにも思えるのですが、
あの当時は本当にただただ夢中に、楽しんで打ち込んできたことだった、と思います。
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現在は、新型コロナウィルスの影響もあり、なかなかうまく活動できないななど、もどかしい思いを抱いている方もいるかもしれません。
けれども、今、ご自身の周りを見回してみてください、思うがままとはいかないかもしれませんが、友達との時間、
学生生活のいろいろは、ほかのものとは代えがたい素晴らしい出来事、時間だと思うのです。

物事はとらえ方ひとつ、どの面を見てゆくかで見えてくるものは変わるもの。

どうぞみなさんが目にする一つ一つが、可能性に満ちた、明日の幸せにつながるものでありますように。

 

そして学生生活を思いきり楽しんでいただけたらなと思います。

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