舞台裏

技術の足跡

2021年11月9日

皆さん、こんにちは。営業部の大竹です。

突然ですが、日本は世界有数の産業技術を持つ国だそうです。
日々の生活の中ではなかなか気が付くことができませんね。

昭和、平成、令和と時代が移ると共に、新しい物が次々と世に出され、
それまでに発明、開発された物や使われてきた物はひっそりと姿を消しつつあります。

そんな産業技技術の発展や歴史の資料を後世に残してゆくために国立科学博物館が主体となって
平成14年6月に「産業技術資料情報センター」という組織を立ち上げました。
同センターではその研究活動の一環として「産業技術資料の所在調査」を行い、その貴重な資料を
データベース化しています。

このブログの「HISTORY」でも書かせていただいていますが当社は大正8年の創業以来、日本の劇場
そして演出照明の発展と歴史に貢献し、共に歩んできたといっても過言ではありません。

実は丸茂電機が創業から昭和初期にかけて製作し、劇場向け調光器として会社の代名詞ともなった
オートトランスやC-8、T1、DFなどの器具当時のカタログ(型録)の合計25点が
産業技術資料データベースに登録されました!(T1やDFは技術の進歩と共に少しずつモデルチェンジは行っていますが現在も販売され、お買い上げいただくことの多いロングセラーの製品です)

先日、改めてそのページを眺めてみました。
その時代に生きていたものが時を経て使用を終えた今もその存在に意味があることを感じます。

物と技術に歴史あり、そしてその後ろには先人の存在が必ずあります。
それを忘れることなく、私達もまた今、この時を紡ぎ次代へつないでゆきたいなぁと感じました。

産業技術研究センターのHPはこちら。

http://sts.kahaku.go.jp/sts/index.php

また、当社のデータベース登録ページはこちらとなります。

産業技術史資料データベース (kahaku.go.jp)

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