静岡県舞台芸術センターSPAC 公演にて丸茂電機の照明機材が使用されました!
2015年8月19日
5月に静岡の駿府城公園で行われました、静岡県舞台芸術センター(通称SPAC)様の
ふじのくに野外芸術フェスタ2015「マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~」にて
丸茂電機の照明機材を多数ご使用頂きました。
今回は仕込み作業にお邪魔してきましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
機材の仕込み作業は日中に行いますが、野外公演のため、
実際に明かりを出しての調整作業は辺りが暗くなった夜からスタートします。
駿府城公園の一角に、客席を取り囲むように建てられた円形のリング状の舞台。
その円の淵に弊社フラッドライトLHQが整然と並び、舞台上の出演者たちの衣装や
立ち姿を美しく照らします。
各所に建てられた仮設タワーには弊社のRIKURIやSPH(パーライト)などが使用され、
夜の闇の中で出演者の姿を鮮やかに浮かび上がらせます。
また物語の序盤、舞台奥にある林に出演者たちの影を映し出すという演出では、
客席の後方に設置された弊社FQH(2kWタイプ)のスポットライトが活躍しておりました。
各所に設置された照明機器を調光するのは移動型調光器ゼムツアーです。
演劇における照明演出には欠かせない滑らかな調光を実現します。
微妙な明かり合わせは深夜遅くまで続きます…。
今回は仕込みだけでなく、本番も観劇させて頂きましたが、
芝居の内容も分かりやすく非常に楽しめたことはもちろんのこと。
劇場など屋内での観劇とは異なり、普段公園として機能している日常の空間が、
演出や役者さんたちの演技や衣装、生演奏による音楽や美術、そして何より
照明の効果によって非日常の物語空間となる瞬間に立ち会えたことは
非常に貴重な経験となりました。
今のシーズン、各所でも野外劇が頻繁に行われているかと思いますが、
使用される照明機材にも注目して観劇してみたら、
違った見方ができるかもしれません。
営業部営業課
神谷