舞台裏

手締め

2017年12月22日

こんにちは!初めまして、2017年度入社 営業課絹村です。

 

入社してあっという間に8ヶ月が経ちました。
職場の雰囲気にも慣れ、1つ1つ仕事を覚えていく毎日です。

 

さて、忘年会や新年会、この時期にあちらこちらで聞かれる宴会を締めくくる手拍子ですが、
実は舞台の世界から来ています。
そこで、今回は日本の風習の一つである「手締め」の意味や由来をご紹介したいと思います!

手締めは大きく分けて3つの種類があります。
“三本締め” “一本締め” “一丁締め” です。

 

手締めは地方により掛け声が異なります。大きく分けて「江戸締め」「大阪締め」の2種類があり、

 

今日はみなさんよくご存知の「江戸締め」を説明したいと思います。

 

【一本締め】

「いよーっ!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

 

【三本締め】

「いよーっ!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

「よっ!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

「もう一丁!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

 

このように10回の手拍子を1回行うのが “一本締め” 、3回繰り返すのが “三本締め” です。
この手拍子には意味があり、3拍が3回で「九」になり、
最後に1拍加えると、「九」に点が打たれて「丸」になるのです。

これには、『すべてが丸く収まる』という意味があるようです。
ちなみに「いよーっ!」という掛け声は「祝おう!」が転じたものとされています。

 

舞台の終演時に役者さんが上手・下手・センターのお客様に向かってそれぞれ挨拶しますよね。
これを「三方礼」といい、”三本締め”の由来になっているそうです。
3回繰り返すのには意味があり、1回目は主催者、2回目は来客の皆様、3回目は全体と出席できなかった人
に向けたものだと言われています。

最後に「いよーっ!」「パン!」と一発で終わるやり方もありますよね。
地域によっては”(江戸)一本締め”と呼ぶので紛らわしいのですが、これが “一丁締め” です。
この”一丁締め”は居酒屋など、他のお客さんに迷惑がかかりそうな場所で行うのに向いています。

 

それぞれの意味と違い、おわかりいただけましたでしょうか?

 

それでは「お手を拝借!」今年一年を私ども丸茂電機とともにまあるく締めくくりましょう!

 

「いよーっ!」「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

ありがとうございました!
みなさんどうぞよいお年をお迎えください!

 

営業部営業課 絹村朋哉

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