舞台裏

舞台照明関連書籍ご紹介 『現代照明の足跡~歴史を創った7人の巨匠たち~』

2017年12月8日

皆さま、こんにちは。

営業課の大竹です!

丸茂電機に勤務し早○○年。趣味は観劇と本を読むことです。

こちらのブログを読んでくださっている皆さまは
舞台照明に関心がある方々なのではないかと思ってはおりますが、
読書に関心はおありでしょうか?

私はつい先日まで社史のコーナーを書いていた関係で日本舞台照明史に
とても興味をもちました。

色々調べてみて歴史そのものも大変面白かったのですが、
その歴史はその時代に生きた人たちの手によって築いてきたものだとはっきりと
認識することとなりました。

今度はその方々の人生や思いについて知ってみたい。。。
そう思っていた矢先まさにその日本舞台照明史を築き先駆して
いらっしゃった方々の本を手に取ることが出来たのです。

『現代照明の足跡~歴史を創った7人の巨匠たち~』(日本照明家協会様刊行)

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もう、お手にとって読まれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
現在の日本には数多くの劇場があり、素晴らしい舞台作品が日々上演されています。

日本の舞台照明は1900年頃から「電気」が導入されたことによって
大きな変化が始まったのですが、とりわけ第二次世界大戦前後は日本の舞台照明は
現代照明に向け、めざましい発展を遂げた時代でした。

この本を読んでいると発達・発展の度合いが大きい分、幾多の困難や壁があったのだろうということが良くわかります。
この本では時代の波、変化の渦の中、舞台照明を開拓し、道を切り開いてこられた
遠山静雄氏、小川昇氏、松崎國雄氏、篠木佐夫氏、穴澤喜美男氏、大庭三郎氏、
相馬清恒氏という7人の照明家の方々に“スポットライト”を当て、
お仕事の足跡や日本舞台照明のあり方の変遷、そして今も色あせることない照明哲学などが丁寧につづられています。
当時の仕込図やキューシートなど貴重な資料の掲載もありとても読み応えのある一冊です。

舞台照明のことは詳しく知らない方でも、7人の照明家の方の仕事に対する美学など
普遍的な内容を多く含んでいますので、一人の人生を追いかけるような読み方もできて
とても面白かったです。

 

ご購入は日本照明家協会様HPで可能です。

 

ご興味のある方にはぜひご一読を!

 

大竹妙佳

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