舞台裏

年末年始休業のご案内

2017年12月27日

皆さま、こんにちは。

2017年の年の瀬もいよいよ差し迫ってまいりました。
今年一年、当ブログページにご訪問いただき、掲載記事をお読みくださいまして
ありがとうございました。

さて、当社も年末年始は休業期間を設けさせていただいております。
下記にて詳細をご確認いただけますと幸甚です。

 

最後になりますが、
皆さま本年もどうもありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

 

 

休業日程: 平成29年12月29日~平成30年1月3日まで

 

※詳細につきましては大変お手数ですが各営業所にご確認ください。

 

手締め

2017年12月22日

こんにちは!初めまして、2017年度入社 営業課絹村です。

 

入社してあっという間に8ヶ月が経ちました。
職場の雰囲気にも慣れ、1つ1つ仕事を覚えていく毎日です。

 

さて、忘年会や新年会、この時期にあちらこちらで聞かれる宴会を締めくくる手拍子ですが、
実は舞台の世界から来ています。
そこで、今回は日本の風習の一つである「手締め」の意味や由来をご紹介したいと思います!

手締めは大きく分けて3つの種類があります。
“三本締め” “一本締め” “一丁締め” です。

 

手締めは地方により掛け声が異なります。大きく分けて「江戸締め」「大阪締め」の2種類があり、

 

今日はみなさんよくご存知の「江戸締め」を説明したいと思います。

 

【一本締め】

「いよーっ!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

 

【三本締め】

「いよーっ!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

「よっ!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

「もう一丁!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

 

このように10回の手拍子を1回行うのが “一本締め” 、3回繰り返すのが “三本締め” です。
この手拍子には意味があり、3拍が3回で「九」になり、
最後に1拍加えると、「九」に点が打たれて「丸」になるのです。

これには、『すべてが丸く収まる』という意味があるようです。
ちなみに「いよーっ!」という掛け声は「祝おう!」が転じたものとされています。

 

舞台の終演時に役者さんが上手・下手・センターのお客様に向かってそれぞれ挨拶しますよね。
これを「三方礼」といい、”三本締め”の由来になっているそうです。
3回繰り返すのには意味があり、1回目は主催者、2回目は来客の皆様、3回目は全体と出席できなかった人
に向けたものだと言われています。

最後に「いよーっ!」「パン!」と一発で終わるやり方もありますよね。
地域によっては”(江戸)一本締め”と呼ぶので紛らわしいのですが、これが “一丁締め” です。
この”一丁締め”は居酒屋など、他のお客さんに迷惑がかかりそうな場所で行うのに向いています。

 

それぞれの意味と違い、おわかりいただけましたでしょうか?

 

それでは「お手を拝借!」今年一年を私ども丸茂電機とともにまあるく締めくくりましょう!

 

「いよーっ!」「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

ありがとうございました!
みなさんどうぞよいお年をお迎えください!

 

営業部営業課 絹村朋哉

舞台照明関連書籍ご紹介 『現代照明の足跡~歴史を創った7人の巨匠たち~』

2017年12月8日

皆さま、こんにちは。

営業課の大竹です!

丸茂電機に勤務し早○○年。趣味は観劇と本を読むことです。

こちらのブログを読んでくださっている皆さまは
舞台照明に関心がある方々なのではないかと思ってはおりますが、
読書に関心はおありでしょうか?

私はつい先日まで社史のコーナーを書いていた関係で日本舞台照明史に
とても興味をもちました。

色々調べてみて歴史そのものも大変面白かったのですが、
その歴史はその時代に生きた人たちの手によって築いてきたものだとはっきりと
認識することとなりました。

今度はその方々の人生や思いについて知ってみたい。。。
そう思っていた矢先まさにその日本舞台照明史を築き先駆して
いらっしゃった方々の本を手に取ることが出来たのです。

『現代照明の足跡~歴史を創った7人の巨匠たち~』(日本照明家協会様刊行)

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もう、お手にとって読まれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
現在の日本には数多くの劇場があり、素晴らしい舞台作品が日々上演されています。

日本の舞台照明は1900年頃から「電気」が導入されたことによって
大きな変化が始まったのですが、とりわけ第二次世界大戦前後は日本の舞台照明は
現代照明に向け、めざましい発展を遂げた時代でした。

この本を読んでいると発達・発展の度合いが大きい分、幾多の困難や壁があったのだろうということが良くわかります。
この本では時代の波、変化の渦の中、舞台照明を開拓し、道を切り開いてこられた
遠山静雄氏、小川昇氏、松崎國雄氏、篠木佐夫氏、穴澤喜美男氏、大庭三郎氏、
相馬清恒氏という7人の照明家の方々に“スポットライト”を当て、
お仕事の足跡や日本舞台照明のあり方の変遷、そして今も色あせることない照明哲学などが丁寧につづられています。
当時の仕込図やキューシートなど貴重な資料の掲載もありとても読み応えのある一冊です。

舞台照明のことは詳しく知らない方でも、7人の照明家の方の仕事に対する美学など
普遍的な内容を多く含んでいますので、一人の人生を追いかけるような読み方もできて
とても面白かったです。

 

ご購入は日本照明家協会様HPで可能です。

 

ご興味のある方にはぜひご一読を!

 

大竹妙佳

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