営業技術部|テクニカルサービス課
2016年入社
Interview
「舞台裏」を知ることで
エンタメを見る目が変わった。
MARUMOを志望したきっかけ
私の場合、特に舞台やエンターテイメント業界に興味があったわけではないのですが、電気系の専攻だったこともあって、インターンで工場見学に参加してみたことがきっかけになりました。そこで感じた社員の皆さんの人柄の良さだったり、働きやすそうな雰囲気にすごく良い印象を持ったんです。
その後、MARUMOのことを調べてみると、舞台照明をやっている企業は競合も少なく、シェアも大きいという「安定性」に魅力を感じました。しかも製品開発から製造、施工、メンテンナンスまで一貫して行っているので、希望を出せばいろいろな分野に挑戦できそうだと入社を決めました。
現在の仕事について
テクニカルサービス課は、基本的に「定期保守点検」「不具合の対応」「設備の修繕」という3種類のアフターフォローを行っています。それ以外にもお客様との会話の中で「経年劣化している部品を交換した方がいいですよ」「リニューアルしてはどうですか」という提案をすることもあります。
定期点検の作業をするのは1人でなく、協力業者さんも含めて最低でも2人以上、大きな現場では10人以上のメンバーで作業を行います。普段、一般の方は足を踏み入れることのない劇場やホールの裏側で作業をするので、「舞台裏ではこんなことをしているんだ」と新しく知ることばかりでした。
もともとステージの上手(かみて)・下手(しもて)という用語すら知らなくて、入社してからゲネプロ(本番前のリハーサル)だったり、ホリゾント(背景用の布製の幕)だったり、歌舞伎のセリ(舞台の床の一部が昇降する仕掛け)だったり、舞台用語も覚えるようになりました。知れば知るほど、この業界はすごく面白い世界だなと感じています。
仕事の醍醐味について
以前、イベント会場の担当者から「照明の操作卓が立ち上がらない」という連絡を受けたことがありました。大きな問題でなければいいなと内心ドキドキしながら現場に向かったのですが、コネクタ類の接続確認や操作で操作卓を問題なく再起動することができました。
イベントも中止にすることなく無事に開催できて、お客様から「助かりました。ありがとうございました」という言葉をいただけたときは嬉しかったですね。
「保守」の仕事は、製品の納品からお客様との関係が始まり、10年、20年と長いお付き合いになるのも醍醐味のひとつです。ざっくばらんな関係も築けるので、お客様のなかには「今日も来てくれたんですね。待ってましたよ」と明るく言ってくれる人がいたり、近場の美味しいお店を教えてくれたり、いい関係性のなかで仕事ができています。
今後の目標について
舞台やライブというのは、日々の暮らしに新しい価値をプラスするもの。そういった場をメンテナンスするのは、この業界でしか味わえないことだと思うので、これからも感動を与えるための場所を守っていきたいと思います。
ゆくゆくは歌舞伎座や東京国際フォーラムなど、大きな現場にチーフとして参加することが今の目標ですね。そのためにも「スピード感」を大切に、お客様や同僚に「思いやり」を持った技術者として成長していきたいと思います。
就活生の方へメッセージ
MARUMOでの仕事は、メンテナンスや不具合の修理といった技術的なことだけでなく、お客様の困りごとを解決する営業的なこともできるし、さまざまな有名劇場の舞台裏を見ることもできるし、毎日色々なことができるので今まで仕事に飽きたことがないですね。
入社するまでは舞台に大きな興味もなかったですが、この仕事をするようになって「これは光の筋を見せたいからスモークをたいているんだな」と演出にも注目するようになって、自身の視野も大きく広がりました。
これまで選択肢になかった業界でも「興味を持ってみる」というのは大事なことなので、先入観なく、幅広い業界を見てほしいなと思います。
ONE DAY SCHEDULE
一日の流れ
8:30
朝から⼣⽅まで現場にいて作業。
会社の近くの現場だと会社に寄ることもあるが、本⽇は9時に直接現場に⾏く。
9:00
⾃分の携帯に直接お客様から不具合のお電話をいただき、
午前中は機器トラブルの原因を調査。
13:00
午後も作業。
メンテナンスや修繕の現場であれば17時までを⽬安に作業をする。
15:00
本⽇はトラブルが早く解決。
会社の近くだったので会社に戻って報告書を作成。
明⽇⾏く保守の現場の準備をする。
ずっと外出している⽅が⼀般的で、内勤の⽇は報告書の作成や⾒積の作成をしている。
17:30
退勤。
Other Member
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