単レンズ（一枚のレンズで集光する）スポットライトは、使用しているレンズの種類の違いにより、平凸レンズスポットライトとフレネルレンズスポットライトの2種類に分かれます。
丸茂電機ではハロゲンスポットライト用のレンズとして主に４タイプのレンズを用意し、お客様のニーズに合わせた製品をラインアップしています。

単レンズ（一枚のレンズで集光する）LEDスポットライトは、ハロゲンスポットライトと同様、使用しているレンズの種類によって、平凸タイプ、フレネルタイプの２種類のタイプに分かれます。（※）
ハロゲン電球とLEDでは光源の大きさや特性が異なるため、LEDスポットライト専用に、軽量の樹脂レンズを新規開発し、各シリーズで採用しています。
丸茂電機では平凸レンズの配光に寄せた平凸タイプを「LSC型」、フレネルレンズの配光に寄せたフレネルタイプを「LSF型」として販売しています。
※メーカーによっては、平凸タイプをハードエッジタイプ、フレネルタイプをソフトエッジタイプなど呼称が異なる場合があります。

エリプソイダルスポットライト及びプロファイルスポットライトは、複数枚のレンズにより、平凸レンズスポットライトよりもさらにエッジの効いたシャープなあかりで、境界線のはっきりした光を照射します。
器具の上下左右に4枚のカッター(羽根)が付いており、これを操作することで照射光を四角形や三角形に切ることができます。また、ゴボ（種板）を器具に仕込むことで、舞台床面やセットなどに模様や絵柄を映し出すことも可能です。
照射角の異なるレンズチューブを交換することで照射光の大きさを変更できるほか、1台で照射角を調整できるズーム付のタイプもあります。

パーライトは、レンズとリフレクタが電球と一体になっている、シールドビーム型ハロゲン電球を使用した照明器具です。
VN(ベリーナロー)、N(ナロー)、M(ミディアム) など照射角の異なる電球が用意され、それを交換することで光の当たる範囲やビームの太さを変えることができます。
灯体自体はシンプルな構造のため、非常に軽量でコンサートやライブで光のビームを見せる演出等で多く使用されています。使用するランプのサイズによりPAR64、PAR36などの種類があります。

フォローピンスポットライトは、客席の後方から、舞台上の特定の人物だけを照射する照明器具です。
1台につきオペレーターが一人付き、人物の動きに合わせて器具を動かして操作します。
照射する人物をより自然な光で際立たせるため、照度が高く、太陽光に近い光を照射できるクセノンランプを使用したクセノンフォロースポットライトが一般的に使用されています。
最近では高出力のLEDタイプの器具も登場してきています。