MARUMOの社史
【1919年~1944年】
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1919
創業者 丸茂富治郎が東京・白金三光町(現・東京都港区白金台)に丸茂電機製作所を創業。
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1924
第三期歌舞伎座が竣工。大劇場用としては国産初の舞台用調光器(抵抗器)を製作し、納入する。
以降、舞台照明(演出照明)設備メーカーとして専業していくこととなる。 -
1928
明治座が現在の日本橋浜町に移転し、開場する。抵抗器による調光が主流となる。
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1930
東京劇場が築地に開場。舞台照明設備・変電設備を納入する。舞台照明用の配電方式として、3相4線方式が初めて採用される。
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1934
東京宝塚劇場に世界に先駆けて開発した「多分岐式調光変圧器(U型)」を納入する。
この方式は通称「オートトランス」と呼ばれ、その後30年以上、日本の調光器の主流となる。 -
1936
京都弥栄会館に「多分岐式調光変圧器(U型)」を納入する。
(※現在は山梨工場にて保管されています。) -
1937
昭和初期頃から照明器具の開発・製造にも着手。
現在でも販売しているロングセラーの「T1-500W」はこの頃のカタログから掲載されている。
(詳細な内容はこちら(旧カタログページ)よりご覧いただけます。)
【1945年~1950年代】
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1945
空襲により会社施設は焼失し、会社の機能も完全に停止する。
12月に会社組織を株式会社に改組。「丸茂電機株式会社」として本社を山梨県中巨摩郡玉幡村(現 山梨県甲斐市)の工場内に置き、業務を再開する。
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1948
新橋演舞場の復興に多分岐式調光変圧器(オートトランス)を納入。
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1950
歌舞伎座の復興(第四期歌舞伎座)に多分岐式調光変圧器(オートトランス)を納入。
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1953
テレビジョン放送開始。NHK・日本テレビなどのテレビスタジオの照明設備を製作施工する。
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1954
テレビススタジオ用に開発したフレネルレンズスポットライト「MF」が完成。
SEBアークピンスポットライトを完成、産経会館と日本劇場に納入。
本社を東京都千代田区神田須田町に移し、大田区西糀谷に東京工場を開く。
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1955
大阪出張所(現・大阪営業所)を開設。
ラジオ東京(現・TBSテレビ)スタジオに照明設備を納入。
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1956
8型平凸レンズスポットライト、「C-8」が完成。明るい機材として高い評価を受ける。
【1960年代】
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1961
東芝と共同開発で、半導体を利用したサイリスタ調光装置を実現化し、NHK 101スタジオスタジオに納入。
日本初の本格オペラハウス東京文化会館に舞台照明設備を納入。
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1962
MFを改良したフレネルレンズスポットライト「DF」を開発。現在でも販売を続けるほどのロングセラー商品となる。
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1963
名古屋出張所(現・名古屋営業所)を開設。
日生劇場にサイリスタ方式の調光設備を納入し、以降、調光方式の主流となる。
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1966
国立劇場、帝国劇場にサイリスタ方式の調光設備を納入する。
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1967
創業者 丸茂富治郎が永年にわたり舞台・テレビ照明機器の開発にあたった功により勲四等旭日小綬章を授与される。
自動帰還方式サイリスタ調光器を開発し、中部日本放送と東海テレビに納入する。
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1968
マルモライティングニュースを創刊する。学生を中心に愛読され、2004年までに90号を発行。
(こちらより全号ご覧いただけます。)
【1970年代】
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1970
大阪で開催された日本万国博覧会EXPO’70の数多くのパビリオンに、演出照明設備を納入。
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1973
フレネルレンズスポットライトの代名詞となるハロゲンスポットライト「FQ」を開発。
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1974
集中制御型調光装置「ユニレールディマー」を開発。
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1977
マイクロコンピュータ「MALIAC8」を独自開発。
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1978
「ユニファイルシステム(調光記憶装置)」を開発。
【1980年代】
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1980
カッタースポットライト「ECQ」を開発。
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1981
ツアー用調光操作卓「μ(ミュー)ファイル」完成。
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1982
平凸レンズスポットライト「CQシリーズ」完成。
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1983
山梨工場を竜王町(現・山梨県甲斐市)に移転し、新工場を建設。
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1984
福岡出張所(現・福岡営業所)開設。
マリオネット調光システムを開発。
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1986
東京工場跡地に開発拠点となる技術センターを建設。広島出張所(現営業所)を開設。
石垣市民会館に「マリオネットⅡ調光システム」を納入。
ハイベックスレンズスポットシリーズ「HQEシリーズ」を開発。
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1987
札幌出張所(現・札幌営業所)、仙台出張所(現・仙台営業所)を開設。
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1988
アリーナを使ったミュージカル『スターライトエキスプレス』に「μ(ミュー)ファイルⅡ」が採用される。
【1990年代】
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1990
東京芸術劇場に舞台照明設備を納入。
創立70周年記念事業として、本社新社屋が完成。
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1991
小・中規模向け調光操作卓「プリティナ」を開発。
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1992
宝塚大劇場の改修に舞台照明設備を納入。
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1993
照射点検出式リモコンシステムが完成。日本照明家協会技術賞受賞(NHKとの共同開発)。
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1994
東京放送(TBS放送センター)にリモートコントロールシステムを納入。
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1996
東京国際フォーラムに舞台照明設備を納入。
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1997
世田谷パブリックシアターに、「マリオネットスター」を納入。
新国立劇場に舞台照明設備を納入。
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1998
JR東日本アートセンター四季劇場〔春〕〔秋〕に舞台照明設備を納入。
山梨工場を現在の南アルプス市(旧八田村)へ移転。
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1999
神戸国際会館に「マルモライティングコントロールネットワーク(MLCN)」を納入。
博多座に舞台照明設備を納入。
【2000年代】
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2000
アメリカ・ラスベガスで開催されたLDI(Live Design International)にエリプソイダルスポットライト「RIKURI」を初出展。
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2001
東京宝塚劇場の改築に舞台照明設備を納入。
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2002
次世代エリプソイダルスポットライト「RIKURI2」を開発。
WLF(ワールドライティングフェア)など国内外への展示会に出展し、好評を博す。 -
2003
北九州芸術劇場へ舞台照明設備を納入。
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2006
山梨工場にて品質マネジメントシステムISO 9001、環境マネジメントシステム ISO14001の認証を取得。
調光操作卓「プリティナ・メガ」を開発。
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2008
「シューティング機能付調光操作卓」を開発。いわき芸術文化交流館〔アリオス〕に納入。
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2009
舞台用新スポットライト「MSシリーズ」とテレビスタジオ用新スポットライト「FQH2シリーズ」を開発。
【2010年代】
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2011
LEDフラッドライト「LEFシリーズ」を開発。
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2012
東京芸術劇場の改修に舞台照明設備を納入。
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2013
第5期歌舞伎座に舞台照明設備を納入。
LEDスポットライトを開発。
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2014
沖縄出張所を開設。
LEDスポットライト「LSFシリーズ」「LSCシリーズ」を開発。
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2015
小規模向け調光操作卓「プレルーチェ2」を開発。
ロームシアター京都に舞台照明設備を納入。
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2016
日生劇場の改修に舞台照明設備を納入。
調光操作卓「マリオネットZ」を開発。
ホテル宴会場向け小型LEDスポットライト「LSF-503-WW」を開発。
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2017
御園座の建替に舞台照明設備を納入。
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2018
京都南座の改修に舞台照明設備を納入。
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2019
創立100周年。
【2020年代】
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2021
LEDフラッドライト「LBC・LBFシリーズ」を開発。
LEDホリゾントライト「LUH・LLHシリーズ」を開発。
LEDプロファイルスポットライト「LPCシリーズ」を開発。 -
2022
新たに企業理念(コーポレートスローガン)を策定する。