舞台裏

マルモデンキノヒミツキチ Vol.3

2014年7月8日

みなさま、しばしご無沙汰いたしておりました!
都内は先月より入梅し、梅雨明けが待たれる今日この頃です。
我々舞台に関わる仕事をしている人間は
“光”の大切さを感じることが多いですが、曇天続きの日々となりますと
より一層そのありがたさが身に沁みますね。

さて、
大変お待たせいたしました!!
『マルモデンキノヒミツキチ』と題しまして2回にわたりお届けしてまいりました
弊社、技術センターのご紹介も、いよいいよ?佳境に入ってまいりました。

 

私ども丸茂電機は大正八年より創業いたしておりますが

(念のため会社案内より社史を。。。)

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それがそのまま、日本における舞台照明の歩みと重なっている、
その歴史に携わっているのだという自負が、
どの社員にも少なからずありまして、その想いが技術センターの一角に形となって
とどまっています。

その場所は、さながら舞台照明のミニ博物館。
当時の舞台づくりに関わっていた方々の情熱の面影が
いまも息づく場でもあります。

今日はほんの一部ではありますが、
この場所をご紹介しながら
みなさまと一緒に演出照明の歴史を(少しだけ)たどってみたいと思います。

1923年の関東大震災を経て
1924年の弊社が歌舞伎座再建で国産品の調光器を納入したのを皮切りに
日本製の舞台照明設備が徐々に導入されはじめます。
特に1934年に東京宝塚劇場に多分岐変圧器が納入後は30年以上
この方式が日本の調光器の主流となりました。

その、伝説の?多分岐変圧器をはじめ、歴代の変圧器が。。。

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調光装置だけではありませんよ~!

昔懐かし。。。

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アークピンスポットライトです!
この存在感は圧倒的です!

器具も
平凸レンズスポットライトの代名詞ともいえるであろう
C-8型スポットライトの実物なども展示してあります。

駆け足でのご紹介となってしまいましたが
いかがでしょうか?

写真ではご紹介しきれないのが大変残念なのですが
実物の機器を前に立ち流れた時代に思いを馳せますと
技は心と申しますか、
その歴史に恥じぬよう
襟をただして業務に取り組ませていただくきっかけともなりうる場でもあります。

技術センターは通常は業務の場ですので
いつでも出入り可能な場ではないのですが、
もしも、いつか機会があって
ご来訪いただくことがある際は
こちらもご覧いただけたらうれしいなぁと思います。

author:大竹妙佳(営業部)

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